情報処理安全確保支援士講習 オンライン講習A
Twitterでは公表しているのですが、昨年の4月の試験で、運よく情報処理安全確保支援士に合格し、情報処理安全確保支援士として登録しています。
情報処理安全確保支援士として登録すると、1年目、2年目はオンライン講習を受講しなければならず、3年目はオンライン講習+集合講習を受けなければなりません。オンライン講習は2万円、集合講習は8万円かかりますので、3年間で14万円の出費となります。これが高いのか低いのかは、様々なところで議論が行われていますが、個人的な意見としては、その料金に見合った知識が習得できるのであれば、その料金を支払うのに文句はありません。
と、いうわけで、1年目のオンライン講習A(2万円)に申し込み、受講してみました。
スライドを公開できるのであれば、どんな内容かお伝えしやすかったのですが、著作権上の問題もありますし、有料の講習として販売されている物でもありますので、スライドの内容は公開できません。
そのため、受講した感想だけを書かせていただきます。
まず、感想ですが…。2万円の価値はないかな…というのが率直な感想です。「講習」とはいえ、講師の方が教えてくれるようなセミナー形式ではありません。用意されたスライドを自分で読んで理解し、セッションごとに用意された理解度テストに回答するだけの内容です。
また、サイバーセキュリティの技術的な情報はほとんどありません。例えば、CVSSやJ各種ガイドライン、JVNといった組織が考え方の内容がほとんどで、IPA等のサイトをくまなくチェックすれば、仕入れることができる情報となっています。
それらの情報がスライドに分かりやすく記載されているといった内容ですので、すでにご存じの方は多数いらっしゃると思いますし、それらの内容は、講習で得る知識ではなく、自ら収集するスキルも重要ではないかと考えています。
ただ、私が期待していた内容と違うから、価値が低いと感じているのではないかといわれると、否定できません。
しかし、2万円という高額の講習費用をとるのであれば、スライドで自習させるのではなく、ビデオオンデマンド等を活用し、講師を立てて講習してもいいのではないかと思います。
あくまで個人的な感想ですが、この講習に時間を割くのであれば、辻さんの「あなたの知らないセキュリティの非常識」や「動かして学ぶセキュリティ入門講座」を読んだ方が、実践的な考え方が身につくのではないかと思います。
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※何度も記載していますが、あくまで個人的な感想です。