【ハニーポットの検証】Port:9527/TCPへのスキャン
本日、OWASP Nightで登壇された根岸さんのお話で、Port:9527に対するスキャンが出てきたとのお話がありました。
ちょっと気になったので、我が家のハニーポットで現状を確認してみました。
ハニーポットへの攻撃状況
【Port:9527のスキャン状況】
確かに、件数が多いわけではありませんが、我が家にもしっかりと到達しています。
国別でみると、IIJさんのハニーポットと違い、ロシアが最も多くなっています。続いてアメリカで、ブラジルは3位となっていました。
ログを見てみましたが、どうもスキャンだけのようですね。
これまで全体像しか見ていなかったので、このように急に出てきたPortというのはノーチェックでした。この辺も検知できるようになりたいですね。
【その他の攻撃状況】
今回は、3月1日から11日までのデータです。
相変わらず、大量の攻撃が入っていますね。
ちなみに、この中にNOTICEからのスキャンは1つも入っていませんでした。
マイナーなプロバイダを使っているせいだという疑惑も…
国別はこちら
結構な偏りが見えますね。
意外なところでは、ギリシャが一昨日くらいからどかっと来ていますね。
このギリシャからの攻撃は、ほとんどが同じIPアドレスからです。
EU内なので公表できませんが、1つのIPアドレスから約200万回の攻撃を観測しています。
ログをみるに、BusyBoxに対する攻撃のようですね。
ユーザー名の入力で「hostname SEFA_ID:(数字4桁)」というのが、大量に観測できています。
あと、今回の観測では、Alertが少し特徴的でした。
これまで、2つ目のDoublePulsarがダントツで多かったのですが、今回はそこまで多くありません。
変わって、Traffic on Non-standard Portというのが、大量に観測されています。
何か、大掛かりなスキャンが実行されている感じがしますね。
このシグネチャで観測したタイムスタンプがこちらですが、時間で偏りが非常に多いのがわかります。
残念ながら、IPアドレスの特定には至っていませんが、今後注視していきたいと思います。